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今週の一本

●エーゲ海マグロ日本上陸  井出万寿男 (週刊水産タイムス:10/01/25号)

すし銚子丸が全69店で提供

パネルで贈呈式を行う、
左端が堀地社長、右端が大使
 大手回転寿司チェーンのすし銚子丸(千葉市美浜区、堀地速男社長)は、トルコから直送したエーゲ海産の生鮮本マグロをメイン商品とした「トルコde幕開け」を全69店でスタートした。イベント初日の22日に、東京・板橋区のすし銚子丸高島平店にトルコ共和国大使館からセリム・セルメット・アタジャンル駐日特命全権大使を招いてオープニングセレモニーを行った。

日本・トルコの友好促進も期待

 昨年12月のICCAT(大西洋まぐろ類保存委員会)、今年3月のワシントン条約締約国会議などで、本マグロの供給に不安定要素が多く、長期的な見通しに不透明感が増す中、同社はエーゲ海産の生鮮本マグロに着目。トルコの生産者・輸入会社のバハール社とトルコ航空の協力を経て同フェアを実現させた。
 22日に高島平店で開いたオープニングセレモニーでは、70kgのエーゲ海産生鮮マグロが用意され、解体ショーと試食会を行ったほか、地域の人(先着100人)に300g以上のマグロの柵を無料でプレゼントした。

12〜13時間でトルコから日本へ

エーゲ海から直送の
生鮮ホンマグロを解体
 すし銚子丸の堀地速男社長は「お客様に感謝され、喜ばれるのがすし銚子丸の理念。いまだにアジとイワシの区別がつかない私でもこうしてやってこられたのはお客様のおかげ。トルコは遠い国だが、日本との友好関係は深く、新鮮なエーゲ海マグロをわずか12〜13時間で生のまま日本に運んでこられる仕組みが実現できたのは、トルコと日本の良好な関係を築いた先人のおかげ」と挨拶。
 アタジャンル駐日特命全権大使も「このイベントが両国の関係をさらに深めることを期待している。すし銚子丸にはぜひトルコにも出店してほしい」と語った。
 トルコ大使館とのタイアップによる「トルコde幕開け」は、マグロ商品販売の拡大とともに、トルコの名産品や観光地などトルコ文化の紹介も目的としている。
 イベント期間は2月24日まで。通常は525円の大とろを399円、中とろは399円を299円の特別価格で提供。トルコ産生本マグロと銚子丸自慢のネタを一皿に贅沢に盛った「劇団セット」(980円)や、トルコ産のオリーブオイルとレーズンをたっぷり使った風味豊かな「エーゲ海オリジナルサラダ」(399円)などの特別メニューも提供する。

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