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この人に聞きたい:第1001回
(週刊冷食タイムス:25/10/07号)
食品業界のデジタル化推進
(株)BOOMA 代表取締役 大島 大五郎氏
(おおしま・だいごろう)1995年ヤヨイ食品(現ヤヨイサンフーズ)入社。2000年インフォマートに転じ、受発注システム立ち上げなど食品業界のITインフラ構築に着手。取締役を経て20年に退任し現職。1972年生まれ。
クロスマートの経営に参画
元インフォマート取締役、現在は投資会社代表取締役の大島氏がクロスマート社外取締役に1日付で就任した。同社経営に参画する意図などを聞いた。
――給食事業者向け受発注プラットフォーム「クロスオーダー給食」等で食品業界のデジタル化を推進するクロスマートの社外取締役になった経緯を知りたい。 大島 インフォマート在籍中に業界イベントでクロスマートの寺田佳史社長に初めてお会いしました。競合という認識はなく、彼の誠実な姿勢が印象に残りました。インフォマート取締役を退任後、何度も連絡をいただきました。当初はクロスマートの経営に関わることを何度もお断りしていましたが、対話を重ねるうちに「業界を本気で変えたい」という熱意が伝わってきて心を動かされました。
――食品業界の構造的な課題についてどのように捉えている? 大島 デジタル化の遅れが顕著です。いまだにFAXで受発注を行っている企業が多く、非効率な業務が日常的に繰り返されています。現場が忙しく、改善が後回しになっているのが実状です。クロスマートには“変えなければならないけれど後回しにされている課題”に寄り添い、確実に変えていく役割があると思っています。単にシステムを提供するだけでは業界は変わりません。重要なのは現場に根づき、効果的に運用されること。クロスマートには部署間の連携を促すコンサルティング力が求められています。
――クロスマートの経営陣や組織について感じていることは。 大島 寺田社長は誠実で粘り強く、話の内容に一貫性があります。寺田社長、岡林輝明取締役ら経営陣は戦略性と現実感を持ち合わせており、信頼に値するチームです。若手のメンバーも「業界を変えたい」というピュアな想いが根づいており、吸収力と行動力に期待しています。
――クロスマートで取り組みたいことは何か。 大島 「まず動いてみる」、「量をこなしてから効率化を考える」というカルチャーを根づかせたい。尖った成果は、試行錯誤の中からしか生まれません。私はこれまでの経験を生かし、数値目標の設計やプロセス構築を支援しながら、挑戦する組織づくりを後押ししていきたいと思っています。
――同社の将来像は。 大島 東南アジアを中心としたグローバル展開にも期待しています。飲食市場が拡大し、効率化が求められるタイミングで、クロスマートの仕組みが真価を発揮するでしょう。
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\ 13,200(税込み) |
\ 4,400(税込み)
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\ 2,750(税込み)
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\ 2,640(税込み)
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