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今週の一本

●今春の冷凍食品新製品“W”の提案相次ぐ  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:11/01/25号)

2種のソース、スパイス、具の組み合わせなど

新製品「揚げずに」Wチーズチキン
 春の冷食新製品の発表が相次いでいるが、今シーズンは「W」の提案が際立って多くなりそうだ。1つだけでなく、ソース、メニュー、あるいは具材などをダブルで組み入れることで1つの場合以上に商品価値を高めるとともに、食品としての目新しさ、楽しさなどを加え、新規需要を取り込もうというのがメーカー各社の「W」提案のねらい。工場拡充を背景としたニチレイFのチキン、明治製菓の知名度とノウハウを生かした明治乳業の「銀座カリー」、得意の主食・スナックの開発力を生かした日本水産の「らーめん定食」など注目される取り組みもある。夏場の猛暑を想定し、麺では「レンジ調理」の提案が共通している。

1品で商品2つ分の価値や楽しさ発信

 「W」の商品は2種、3種のメニューを1つにアソートする商品開発の進化系提案でもあるが、今シーズンは素材、ソース、中具などを2つ合わせることで、新しい価値を生み出し、使い手に「1つで2つ分」のお得感、楽しさ、おいしさも提供しようというねらいが各社共通している。
 「W」を商品名に強く打ち出す傾向も見られる。
 先に発表した味の素冷凍食品は市販用の目玉『揚げずにサクッとさん』新製品で「Wチーズチキン」を開発した。鶏肉にチーズソースを乗せ、衣の中にもチーズを加えた“Wチーズ”のおいしさ、風味がポイント。
 ニチレイフーズはタイの大型工場を背景にチキン製品で大攻勢をかけるが、市販用で「からあげチキンWペッパー」、コロッケでも「Wチーズコロッケ」と調味料、風味のW調合を大きく強調する。プリマハムは市販用「Wチーズのカットピザ」に期待する。テーブルマークの市販用では「Wで旨い焼そば&お好み焼セット」がある。 
 “W”と商品名には打ち出していないものの、2つの組み合わせを提案する商品が今春はかなり多い。
 味の素冷食の餃子バリエーション「焼いてもゆでてもおいしいギョーザ」は調理のW提案、個食米飯「あさりと筍」、「焼き豚と筍」は具材のW提案。日本水産の市販用「らーめん定食」は麺とご飯をWで1パックに組み合わせた定食という新しい切り口の提案。
 このほか、調理済具付麺の多くが「○と○の〜」と素材をWで使用していることを強調している。
 明治乳業の「銀座カリードリア」は同社の乳加工技術にグループの明治製菓が持つ「銀座カリー」の知名度、パッケージイメージ、味わいなどをかみ合わせた商品。同様に、日本水産の「CoCo壱番屋カレーコロッケ」はCoCo壱とニッスイのW開発品。
 麺など鍋釜調理を前提とするカテゴリーでは夏場の猛暑を前提とした商品づくりが進んでいる。うどん、パスタなどの冷凍麺は調理時の暑さに抵抗を感じさせないレンジ調理対応に切り換えており、夏場の需要の取り込みを期待している。

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