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今週の一本

●東日本大地震 沿岸部の工場大被害か  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:11/03/15号)

ヤヨイ気仙沼工場で300名孤立
日本水産・女川では安否確認できず

首都圏では冷食売場から
商品が消えたスーパーも
 11日午後発生した東日本大地震は冷食業界にも被害が大きい。宮城県沿岸部の工場は津波の直撃で生産設備が冠水。日水女川では従業員の安否が14日午後まで確認できず、ヤヨイ気仙沼では従業員約300名が14日時点で孤立している模様。

 宮城、岩手沿岸部にある冷食工場は津波による被害を受け、地震による施設設備の損傷もあるため大半が操業停止としている模様。
 気仙沼港近くにあるヤヨイ食品気仙沼工場は、津波発生直後から300〜400名の従業員が建物内に取り残され、外部と接触できない様子。同本社でも現地事情を把握できない状況。
 日水の女川工場は従業員137名と外からの出張者3名、女川油脂工場は21名のうち出張中の2名を除く19名、計159名と連絡が取れず、本社も従業員と家族の安否確認ができていない。女川町は津波が町全体を襲っており、両工場も津波で甚大な被害を受けたと考えられる。グループ会社ハチカンの久慈工場(岩手)も津波の影響が大きい。
 物流の混乱が始まっている。地震の不安から、首都圏では食品売場に買物客が殺到。週末には冷食売場で棚から商品が消えるという異例の事態となった。

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