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今週の一本

●放射能から海を守れ  辻雅司 (週刊水産タイムス:11/04/11号)

汚染水放水に厳重抗議
JF全漁連が政府と東電に

激しく東電に抗議する服部会長
(右側、全漁連提供)
 JF全漁連は東電福島第一原発が放射能汚染水を海に放水したことについて「我が国漁業を崩壊に導く暴挙。到底許されるものではなく、一刻も早く放水を中止すべき」とした声明を5日発出し、抗議行動に入った。

 全漁連では「東京電力の関係者に対し、高濃度放射能汚染水の海への流出を一刻も早く止め、これ以上の海への流出を行わないことを強く申し入れてきたにもかかわらず、国と東京電力は、これを無視し、漁業者に何の相談もないまま、放射能汚染水の放水を強引に実施した。海で生計を立てている全国の漁業関係者は、国と東電の無責任な対応に計り知れない強い怒りを抱いている」とした。
 その上で、高濃度汚染水の流出によって引き起される様々な問題への対応や今後予想される被害への補償に関して、国と東電が全て責任を持つよう求めている。
 厚生労働省は魚介類中の放射性ヨウ素に関する暫定規制値の取扱いについて定め、各都道府県、保健所設置市長、特別区長宛に5日通知した。
 食品衛生法の規定では、これまで魚介類中の放射性ヨウ素に関する暫定規制値が設定されていなかったが、今回、魚介類中から放射性ヨウ素を検出した事例が発生したことで、原子力災害対策本部の対応方針を受け、「飲料水、牛乳・乳製品以外の食品として暫定規制値が設定されている野菜類中の放射性ヨウ素と同一の暫定規制値である2000ベクレル/kgを準用し、これを超過する場合は食用にせず、適切に対応願いたい」とした。

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