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今週の一本

●盛況 ボストン・シーフードショー  井出万寿男 (週刊水産タイムス:12/03/26号)

大手水産4社も世界にアピール

派手なパフォーマンスもあり、
市民に開かれた形で開催されている
ボストン・シーフードショー
 ヨーロッパ(ベルギー・ブリュッセル)と並び、世界の二大シーフードショーに位置づけられる第31回インターナショナル・ボストン・シーフードショー(IBSS)が11〜13日、米国ボストン市内のボストン・コンベンション&エキシビジョンセンターで盛大に開催された。

 北米最大の水産専門展示会だけあって、約40カ国・地域から約1026の出展者が集結。世界的に需要があるエビ、カニ、サーモンなどのほか、最近、消費量が伸びているバサ、キャットフィッシュ、さらに北米ならではのカキやロブスターなど、世界各地のシーフードが試食・展示され、工夫を凝らしたパフォーマンスとともに、活発な商談が繰り広げられた。

ニッスイグループのブース
 日系企業はマルハニチログループがピーターパン、トランス・オーシャン、ウエストワード、日本水産がキング&プリンスなど、極洋も米国法人の極洋アメリカが出展。ニチレイフレッシュもブースを構え、それぞれ寿司種や鮮魚、加工品などを提案した。特に日水ブースでは試食に重点を置き、一流レストラン並みの本格的なシーフードメニューを来場者に振る舞った。

 また、農林水産省の主導による水産物輸出促進のための日本パビリオンが設置され、丸水札幌中央水産やヤマヨ、土佐鰹水産など10社が出展。札幌中央水産(札幌市)は冷凍ホタテ、ヤマヨ(八戸市)は〆サバ、大崎水産、あじかん(いずれも広島市)はカニ風味カマボコ、土佐鰹水産(焼津市)はカツオたたきといった自慢の商品を海外にアピールした。

 商談主体でスーツ姿の来場者が目立つブリュッセルのシーフードショーに比べ、ボストンは一般市民を巻き込んだお祭り的色彩が強く、入場料30ドルを支払って、思う存分シーフードを満喫する人も多く見受けられた。

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