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今週の一本

●マルハニチロ、「さば燻製油漬」など春季新商品102品発表  井出万寿男 (週刊水産タイムス:15/01/19号)

発表会に訪れたさかなクン(左)と
マルハニチロの伊藤社長
 マルハニチロは14日、春の新商品102品を発表した。商品開発のポイントは「生涯健康計画」「ロングライフチルド」で、内訳はグロッサリー食品17品、チルド食品21品、市販用冷凍食品23品、業務用食品31品、メディケア食品(介護食)10品。売上げ目標は121億8000万円。

 「美味しく食べながら、身体も心も健康になってほしい」というのがマルハニチロの「生涯健康計画」。乳幼児には「頭が良くなる」、中高年に対しては生活習慣病の予防に効果があるとされる栄養素「DHA(ドコサヘキサエン酸)」を含む商品のラインナップを缶詰、冷凍食品、加工食品などで強化。手軽に継続してDHA食品が食べられる環境を作り、「一生涯の健康を食生活から支える」という大きなテーマに挑戦する。

 一方、ロングライフチルド食品はテストセールを経て、4月から本格販売に踏み切る。フランスの食品メーカー最大手のフローリ・ミション社と技術提携。素材と製法を徹底的に見直すことでチルドでありながら45日間の賞味期限を実現した。保存料を使わずに、素材の持つ彩りや風味、食感が出来たてに近い形で提供できる。特に野菜の味わいと食感が引き立っている。
 伊藤滋社長は今回の新商品について「グループが持つ原料調達のグローバルネットワークを最大限に活用し、商品開発の基本方針『生涯健康計画』を具体的に示せた」と語った。

 この日、東京・豊洲の本社で行われた新商品発表会にはタレントのさかなクンも駆け付け、マルハニチロが自信を持って勧める新商品の数々を「ギョギョ!」と言いながら楽しそうに試食して回った。

 「生涯健康」のテーマの下、原料調達から研究、開発、生産、物流、販売まで一気通貫した供給体制を強みにし、幅広いカテゴリーで春の新商品を揃えた。

 缶詰は家飲み派の需要に応え、ウイスキーによく合う「TINNED」シリーズが登場。「さば燻製油漬」「国産ほたて燻製油漬」など高級感のある商品を提案している。ウイスキーの熟成樽と同じブナ科主体のチップで強めに燻した大人の味。

 出来たての美味しさが冷蔵で長持ちするロングライフチルドは、ビーフシチュー、デミハンバーグ、ナポリタンなど7品。今回は水産素材がないが、今後、商品開発していく。

 すりみ加工品・フィッシュソーセージは開封しやすい「1秒OPENおいしいおさかなソーセージ」のほか、イワシのスリミとタラスリミを主体に仕上げた「いわしハンバーグ甘味噌仕立て」「いわしおさかなボール甘酢」を投入する。DHAを豊富に含んだ商品。

 市販用冷凍食品は、脂が乗ったサバに下味を付けて竜田揚げにし、高知県産のゆず果汁・ゆず皮を使用した和風だれがポイントの「さばの竜田揚げ ゆずおろしだれ」、茶碗一杯分のごはんにちょうどいい分量の「紅ずわいがに中華丼の具」などを発売。このほか、贅沢にスペイン産イベリコ豚を使った「イベリコ豚のごはん」、魚の節粉が効いた「台湾まぜそば」が注目商品。

 業務用食品では「DHAプラス まぐろたたきスティック」「肉厚真いかのおつまみ塩天ぷら」「大判いか天ぷら(南蛮用)」「NN自然解凍 巻き芯棒えびカツ」「大満足 肉厚真いかリングフライ」などを提案する。

 メディケア食品は「やさしい素材 とけない」シリーズできゅうり、しいたけ、ピーマン、コーン、ひじきなど7品のほか、「みためがぎょうざ」「みためがシューマイ」など。

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