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今週の一本

●レンジ加熱で味付け  佐藤巳喜夫 (週刊冷食タイムス:16/01/12号)

「きちんとおかず」シリーズ、関東などにも拡大

先行する中京で成功
「濃縮味しみキューブ」が仕上げ
味の素冷凍食品

家庭用では珍しい立体パッケージの
「きちんとおかず」
 味の素冷凍食品は春の冷食新製品を6日発表した。今シーズンの業界最初の新製品提案。昨年から中京3県で先行発売している「角煮」など『きちんとおかず』シリーズを関東などにエリアを拡大。テレビCMも投下する。同社の冷食第1弾の1品でいまもヒットしている「エビシューマイ」はえびのトッピングを表面に出し、色鮮やかさを強調する。今後の市場成長を見込む冷凍フルーツでは常温の「グラノラ」と一緒にカップに入れた新提案を打ち出した。

 「きちんとおかず」シリーズは昨年8月から愛知、三重、岐阜で先行発売しているが、好評なため、シリーズ5品を関東、甲信越、東海、北陸の1都16県に販売エリアを拡大。中京で既に放映しているCMもエリアを拡大する。

 下ごしらえした肉、野菜などの素材と、「濃縮味しみキューブ」が入っており、レンジ加熱することで調味液キューブが溶けて味が素材に浸み込む。調味液と素材を別々にしたことで、素材の風味、食感が生きる。

 角煮、ぶた肉ミルフィーユ、ロールキャベツ、揚げ鶏と彩り野菜の黒酢あん、チキンカツの5品。深絞りトレーに入れ、フィルムで全体を覆っている。業界では珍しい立体型。

 キャラクターに俳優の田中要次さんを起用。夫婦が繰り広げるコミカルなCMで商品を印象づける。都内で7日開いた味の素グループの施策商談会に田中さんが登場。トークショーでCM撮影の現場などを振り返り、終了後には入場した得意先と撮影会に応じた。

えびシューマイは彩り良く

 同社の第1弾商品でロングセラーとなっている「プリプリのエビシューマイ」はトッピングえびの位置を高めることで、えびの色合い、彩りをより華やかに強調する。弁当の彩り、すき間埋め需要に応えるとともに、食卓向けも提案する。

 「具だくさん五目炒飯」は具材を5%増量する。昨秋発売した「ザ・チャーハン」がシンプルな具材に対し、具だくさんの炒飯を求めるニーズに応える。

 「エビ寄せフライ」はアレンジメニューをパッケージ表面に提示し「買い物が楽しく、ワクワクする売場づくり」(同社)を支える。提案メニューはベーシックを含め7パターンあり、店頭には3種類が並ぶ設計。

 既存つゆだくの弁当向けはつゆの量を増やしたが、汁もれはしない。

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