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今週の一本

●家庭用卸、オリジナル商品を強化  去石誠一 (週刊冷食タイムス:19/02/19号)

 大手卸がオリジナル商品の開発・拡販に力を入れている。13〜15日千葉市の幕張メッセで開催された「スーパーマーケット・トレードショー」で、三菱食品は自社の健康ブランド『食べるをかえるからだシフト』全52アイテムをアピールした。日本アクセスはオリジナル商品の『Delcy』(デルシー)ブランドを訴求した。冷凍食品は含まれないが、三井食品は『レンジでもう1品!』、伊藤忠食品は『からだスイッチ』の各シリーズと、オリジナル商品を訴求した。

いずれも「スーパーマーケット・トレードショー」で
三菱は健康ブランド

 三菱食品は健康ブランド『食べるをかえるからだシフト』の“糖質コントロール”シリーズとして今月25日発売する冷凍食品8品を試食紹介した。同ブランドは2017年9月に新設した同社オリジナル商品。糖質を抑えたシリーズ商品として販売してきた。今回初めて投入した冷凍食品を合わせて全40アイテムの品揃えとなった。

 新発売する冷凍食品はおにぎり(真秀コールド・フーズ=奈良県五條市)、お好み焼(わかば食品=岡山県倉敷市)、餃子(餃子計画=大阪市淀川区)、ハンバーグ(エム・シーシー食品=神戸市東灘区)、ピザ(トロナジャパン=東京)、うどん(シマダヤ=東京)、たこ焼(昭和冷凍食品=新潟市南区)。

 いずれも通常商品と比較して糖質を30〜50%抑えた。同社は「血糖値の急激な上昇を防ぐ食事法ロカボに準じて、毎食の糖質を20〜40g、1日の糖質摂取量を70〜130g以内にコントロールできる商品設計とした」という。

 同社は同ブランドの第2弾として“たんぱく質”シリーズを新設、キーマカレー、麻婆豆腐の素、長ねぎ味噌汁、ごましょうゆノンオイルドレッシングなど12品(いずれも常温食品)を25日発売する。同ブランドは全52品の品揃えとなる。

 三菱食品は「たんぱく質は人間のカラダ(筋肉、骨、皮膚、髪の毛など)の約20%を構成し、糖質、脂質と並ぶ三大栄養素。18歳以上の1日当たり推奨摂取量は男性60g、女性50g。当社では普段の食事でたんぱく質を意識しながら、無理なく続けられる商品を提供し、食生活をサポートしたい」としている。

アクセスはフルーツ

 日本アクセスはオリジナル商品の『Delcy』(デルシー)ブランドを訴求した。中でも、ノースイと共同開発した“冷凍フルーツシ”シリーズの@ブルーベリーAアップルマンゴーB3種のベリーミックスCぶどう、の4品のリニューアルを来場者に訴求した。

 同シリーズは、これまでの横型から縦型にパッケージを変更したことで「リーチイン(ショーケース)でもSKUを増やして、しっかり果実コーナーを訴求できる」ことや、パッケージ右上に分かりやすくカロリー表示することで「1袋あたり100kカロリー未満、とヘルシーさが訴求できる」ことをアピールした。

 冷凍果実の他、デルシーブランドの「北海道産フライドポテト」や「国産塩あじえだまめ」なども試食を交えて紹介した。

 国分グループ本社は各種アルコール飲料を大々的に紹介した他、『健康デリカ・お酒に合う夜+DELI』コーナーで、ライフフーズの冷凍野菜「カリフラ」(カリフラワーを細かく刻んだ商品)を使ったガパオライス、オムライスなどのメニューを提案した。

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