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今週の一本

●魚の祭典 盛況  井出万寿男 (週刊水産タイムス:22/08/29号)

需要回復へ心一つに

ノルウェー水産物審査会の
ブースを訪れる白須会長(右)
 第24回「ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」(主催=大日本水産会)が24〜26日、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された。水産業界あげての「魚の祭典」として、日本、世界の海から選りすぐりの水産物が集結。前回と比べ1.5倍の550社が出展した。コロナ禍で自粛していた企業の出展も多く、水産ニッポン復活に向けて活発な商談が繰り広げられた。

前回比1.5倍の550社が出展

 開会式で大日本水産会の白須敏朗会長は「世界のシーフードショーが軒並み中止を余儀なくされる中、業界の声に応え、万全な感染対策を施しながら開催を続けてきた。コロナ禍、燃油高騰など、取り巻く環境は依然として厳しいが、需要回復と販路拡大をめざし、心を一つにして取り組んでいきたい」と呼び掛けた。
 来賓を代表して神谷崇水産庁長官は「シーフードショーは水産・食品業界の振興に欠かせない重要なイベント。コロナに負けない姿勢に敬意を表する。我が国水産物の輸出促進につなげてほしい」と期待を寄せた。
 出展者を代表してJF全漁連の坂本雅信会長は「全国の浜では安全でおいしい水産物をお届けするために頑張っている。これからも資源管理に努め、漁業の成長産業化に向けて全力を尽くす」と決意を披歴した。

大手水産3社3年ぶりに揃う

 今回は極洋、日本水産、マルハニチロの大手水産3社が3年ぶりに勢揃い。養殖、コロナ後のヘルシー市場向け商品など、各社ともに今後の水産業界を見据えたテーマを提案した。
 世界のサーモンも集結した。こだわりの国産サーモンや、世界の海からも日本市場に向けて多種多彩なサーモン製品が来場者の注目を集めた。水産立県のパビリオンも充実していたほか、「すし試食デモンストレーション」など、様々なブースが賑わいを見せた。

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