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今週の一本

●ノルウェー首相、豊洲など視察  松田陽平 (週刊水産タイムス:23/12/11号)

サーモンやサバPR イオンで試食ふるまう

豊洲の仲卸・山治の山ア社長(右)と
サーモンをPRするストーレ首相(中央)
左からクラマーCEO、ストーレ首相、
井出社長、ヴェストレ大臣、浜口専務、
クアルハイム水産参事官
豊洲市場の水産卸、仲卸の代表らと
記念撮影した
 ノルウェーのヨーナス・ガール・ストーレ首相やヤン・クリスティアン・ヴェストレ貿易・産業大臣、ノルウェー水産物審議会のクリスチャン・クラマーCEOらが来日し、東京都目黒区のイオンスタイル碑文谷の水産売場を7日、東京都江東区の豊洲市場を8日に視察した。
 同店の水産売場にはノルウェー産サーモンやサバのほか、シシャモやタラバガニなどを並べたノルウェーシーフード特設売場を設置。イオンリテールの井出武美社長や浜口好博専務執行役員らが出迎えた。駐日ノルウェー大使館のヨハン・クアルハイム水産参事官が同行した。
 ストーレ首相とヴェストレ大臣はエプロンを身に着け、ノルウェー産塩サバの試食を来店客に配布した。
 塩サバを試食したストーレ首相は「ノルウェー産サバが日本で一番のステータスを得ていることを誇りに思う。子どもから大人まで多くの人に食べてもらえることをうれしく思う」と感想を語った。また、「ヘルシーなものを食べることは長寿につながるが、その点でも魚は魅力的。今後もノルウェーの魚を日本へ提供していきたい」と語った。
 イオンリテールの松本金蔵水産商品部長は「ノルウェーの首相や大臣の方に視察してもらえることは当社としても光栄なこと。国として重視する水産物輸出への熱心さを感じた。当社が2008年から販売している北極圏で育つノルウェー生サーモンの販売も右肩上がりに伸びている」とその重要性について説明した。

「日本でのサーモンやサバの人気は誇り」

 ストーレ首相らは8日朝、豊洲市場を視察した。
 一行はまず水産卸売場棟でマグロのセリを見学。セリ場を一望できる見学ギャラリーでは豊洲市場の水産卸・仲卸の代表者が出迎え、首相と挨拶を交わした。東京都水産物卸売業者協会の伊藤裕康会長(中央魚類会長)や東卸の早山豊理事長からマグロのセリについて説明を受けた。
 その後、サーモン売場を視察。第一水産の田口耕平社長はノルウェー産サーモンが日本人からどれだけ愛されているかを紹介した。
 水産卸売場棟から仲卸売場棟へ移動。冷凍から鮮魚、活魚など様々な魚介類が並ぶ仲卸売場を視察。仲卸の鈴与や亀谷、山治の店舗にも立ち寄り、話を聞いた。
 山治の山ア康弘社長は日本に届くサーモンの品質について聞かれ「技術が進んで、輸送の時間を感じないほど新鮮な状態で届いている」と説明した。
 視察を終えたトーレス首相は「世界で最も面白い市場だ。冷凍と生鮮のマグロが一緒に並ぶセリを初めてみた。あらゆる魚介類を扱い、日本の技術力の高さ、品質の高さを見ることができた。ノルウェーの首相としてサーモンやサバが日本で人気があることを誇りに思う。両国が物流などについて話し合い、より新鮮な魚を日本に送り届けたい。昨晩、岸田首相と食事したが、ノルウェーサーモンを出していただいた」と感想を語った。

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