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この人に聞きたい:第1045回
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| 今年1月発売した「タコテンダース」で フィッシュタコス需要を取り込んでいる |
松本 米国リテール向け全体では数量、売上げともに前年比増となった。シェアNo.1の白身魚フライ製品は数量増となった一方で、単価の高いエビフライ製品は数量が減少するなど、インフレ圧力下での消費者マインドを反映した結果となった。
今年1月に販売開始した新商品「タコテンダース」はフィッシュタコス需要を取り込み、予定通りに販売が進んでいる。
――下期の見通しと重点課題について。
松本 白身魚フライ製品の主原料である、スケソウダラのフィレブロックが世界的な需要増を背景に、値上げ傾向にある。その対応として今年8月末に製品値上げを実施した。製品販売状況を注視していく。
好調なEコマースの販売をさらに拡大させ、SNSを使った施策も引き続き実施していく。
インディアナ州の新工場は順調に稼働しており、リテール向け白身魚フライ製品を中心に、さらなる事業拡大をめざす。
K&P社はスリミ製品などが貢献
――業務用水産冷食メーカーのキング・アンド・プリンス・シーフード(K&P)社の上期の概況について。
松本 大手問屋向けは主力のエビフライ製品、スリミ関連製品であるロブスターセンセーションやクラビーケーキなどが売上げ増加に貢献した。また、大手レストランチェーン向けは既存顧客によるエビフライ製品の取り扱いが増えたこと、新たな取り組みとしてシーフード以外のフライ製品(ピクルスなど)の新規販売などにより売上げは増えた。
――下期の見通しと重点課題は。
松本 外食産業は人手不足の状況が継続しており、店内調理から冷凍調理品へシフトする動きが引き続きみられる。
強みのひとつであるR&D機能を最大限に活用し、顧客との共創により求められる製品形態や品質を追求し、その需要を取り込む活動を継続する。
コスト分の値上げで消費減少を懸念
――水産品の買付・輸入販売事業を行うF・W・ブライス社の上期の概況と北米のシーフード市場の状況について。
松本 全体では数量、売上げともに前年比増となった。サーモン類・白身魚・カニを主力商材とし、グループ品であるS.A.社のトラウトサーモンの取り扱いが大きく伸長した。マダラの価格が高すぎることで他の白身魚への需要シフトが一部でみられる。
――下期の見通しと重点課題は。
松本 主力商材のサーモン類・白身魚・カニを中心に、大手問屋や大手量販店向けの拡販を進める。S.A.社のトラウトサーモン、ユニシー社のマダラ・カニの計画的な販売に取り組む。
トランプ関税によるコストアップ分は価格に転嫁していくが、値上げによる消費減が懸念されるため、マーケット状況の変化を慎重に見極める必要がある。









