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業界交差点

この人に聞きたい:第1029回
(週刊冷食タイムス:26/05/12号)

宅配やECに可能性

ファミール製菓(株) 代表取締役社長  山村 眞氏

(やまむら・まこと)学卒後に大手広告会社に就職し、カルビー(株)、(株)鈴木栄光堂(現栄光堂ホールディングス)を経て2022年4月から現職。神奈川県鎌倉市出身。1961年3月25日生まれ、65歳。

外食の採用と海外輸出で売上げ増

 冷凍ケーキを製造・販売するファミール製菓(株)の前期売上げは外食での採用と海外輸出が進み、増収となった。ブランド認知UPのために小売販売にも取り組んでおり、宅配やECも新たなルートとして注目している。

 ――前期の状況は?
 山村 外食での採用と海外輸出が進んだことで売上げは前年比4〜5%増となりました。
 外食では大手チェーンのイタリアンレストランや和食レストランでの引き合いが増えました。人手不足の影響もあり、主にカット済みのシートケーキが人気です。
 日本国内の市場環境が厳しい一方で所得水準が伸び、海外は購買力が上がっている上、冷凍物流も整備されていることを見越して、約2年前に輸出を開始しました。北米の日系スーパーマーケットの冷凍食品売場でカットケーキを販売しており、「津軽りんごのアップルパイ」など日本の原料を使用した商品は支持を集めています。
 国内でも小売販売に取り組んでおり、「ファミール製菓」ブランドの認知拡大をめざしています。

 ――商品へのこだわりは?
 山村 トッピングや仕上げで職人の手作業を残していることです。冷凍ケーキの製造は水分量のコントロールと迅速な冷凍がポイントですが、季節によって配合などを変えるなどレシピに柔軟性を持たせることができるのも強みです。品質を一定化するために適性な人員を配置するとともに、作業員の多能工化も進めています。
 一方で機械化できるところは徐々に省人化を進めてバランスを取るようにしています。

 ――冷凍スイーツ市場をどう見ている?
 山村 冷凍技術の進化とともにコロナ禍以降、使い勝手の良さが伝わったことで冷凍食品に対するネガティブなイメージは減ってきていると感じています。
 しかし冷凍スイーツは他の冷凍食品と比べると喫食までに時間がかかります。どのような価値を届けるかが重要になると考えており、現地に足を運ばなくても特色あるものをお届けできる宅配やECに可能性を感じています。

 ――現在の課題は?
 山村 ホールケーキを食べる機会が減っていることです。誕生日やクリスマスといった機会に切り分けて食べる楽しさやワクワク感が薄れてきています。当社はスローガンに「笑顔になる会社 ファミール製菓」を掲げており、そういう意味でもホールケーキを通じてお客様にワクワク感を提供することに挑戦していきたいです。

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