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業界交差点

この人に聞きたい:第1023回
(週刊冷食タイムス:26/03/24号)

水産加工・調理加工両輪に

サイゴンフード(株) 取締役  網谷 洋介氏

(あみや・ようすけ)中国現法やマルハニチロ(現Umios)市販用冷凍食品ユニットを経て2021年4月から現職。東京都杉並区出身。1966年10月24日生まれ、59歳。

ベトナム国内外ユーザーつかむ

 Umios子会社のベトナム法人、サイゴンフード。両輪の水産加工・調理加工とも国内外から新規の問い合わせが増えているという。自社商品ブランド「SG」の認知度も高まり、大きな武器になっている。

 ――ベトナム市場の現状は。
 網谷 コロナ禍後の回復を経て、明らかに成長期に入りました。モダントレードは拡大を続け、地方都市でも大型店の出店が進んでいます。CVSの北部展開も本格化し、小売の近代化が一段と進んでいます。平均所得の上昇や単身世帯の増加、健康志向の高まりを背景に、利便性食品の需要が広がっています。料理キットや冷凍RTE(レディ・トゥ・イート)の受容性が高まり、調理加工市場は導入期から成長期へ移行したと感じています。

 ――主な販売エリアは。
 網谷 南部です。北部はこれから伸びる市場です。CVSの本格展開が始まっており、当社としてもハノイを中心に市場拡大の余地が大きいと見ています。

 ――海外からの引き合いは。
 網谷 調理加工品への関心が高まっています。各国基準への適合には時間がかかりますが、グループ会社と連携しながら輸出体制の強化を進めています。

 ――人材育成や組織づくりについて。
 網谷 品質管理、商品開発、製造、マーケティングなど、多領域で研修機会を広げています。日本側からの指導や現地派遣も増え、改善提案が活発になってきました。離職率改善では、工場ワーカー向けに社宅の整備や給与体系の見直し、生活支援を進めています。オフィスワーカーには契約体系や評価制度を導入し、定着率向上につなげています。

 ――設備投資や環境対応の取り組みは。
 網谷 最低賃金の上昇もあり、労働集約型ラインからの脱却は避けられません。品質の一定化を目的に自動化投資を継続しています。環境面では、代替フロンや太陽光パネル、LNG切り替え、電動バイク配送などを導入済みです。今後は国内向け製品のパッケージング見直しにも取り組んでいきます。

 ――今後の展望を。
 網谷 市場環境は大きく変化していますが、当社の軸は「品質」と「信頼」です。水産加工と調理加工の両輪を強化しながら、国内外の市場で存在感を高めていきたい。現場力を磨き続け、顧客に喜ばれる商品をつくり続けることが、当社の変わらない使命だと考えています。

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