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この人に聞きたい:第989回
(週刊冷食タイムス:25/07/08号)

初の自社工場9月稼働

CJ FOODS JAPAN CORP. 財務/企画部 部長  朴 淳宰氏

(パク・スンジェ)学卒後、CJ第一製糖入社、海外営業部配属。グローバル事業管理チームで法人管理を担当。2022年に来日し現職。韓国ソウル出身。1986年9月22日生まれ、38歳。慶煕(キョンヒ)大学ホテル・経営学部卒。

マンドゥ等を本格国産

 冷凍食品「王マンドゥ」等を日本で展開する日本法人のCJ FOODS JAPANが千葉県に工場を立ち上げる。その狙い等を朴部長に聞いた。

 ――冷凍食品工場を千葉県内に立ち上げ9月からマンドゥ(韓国式餃子)を生産する。施工主は親会社のCJ第一製糖か?
  いいえ。CJ第一製糖の日本法人であるCJ FOODS JAPANの千葉工場となります。7月に工場の引き渡し、9月上旬から稼働開始の予定です。敷地面積は8200uです。

 ――CJ第一製糖は韓国やベトナム、北米、欧州でも冷凍食品の工場を展開している。それらと比べて千葉工場の製造能力は。
  製品と事業規模によって差異はございますが、中堅規模です。

 ――子会社の餃子計画の工場を除き、これまで日本国内に工場はなかったはず。
  はい。当社工場の立ち上げは初めてです。これまではOEM生産と韓国など海外工場で生産した冷凍食品を輸入し国内で販売してきました。マンドゥは餃子計画群馬工場で2021年から生産しています。それは自社工場の立ち上げの事前準備、トレーニングの意味もありました。そこで得た知見を千葉工場に導入する機械設備選びに生かし、安全で良い品質の製品を作るために努め、オペレーションにも生かしていきます。

 ――千葉工場の生産品目は。
  マンドゥ、餃子などを中心に製造予定です。

 ――日本の冷凍食品市場でCJbibigoブランドの浸透スピードが速い。
  冷凍餃子のカテゴリーでは当社と餃子計画を含めて3番手に位置づけられていると認識しています。韓流ブームも追い風になったと思います。一過性ではなく、フレーバーも受け入れられるようになるなど市場自体も変化したと捉えています。

 ――千葉工場以外に、日本に冷凍食品工場を立ち上げる計画は。
  冷凍食品は当社でも関心度が高いカテゴリーであり検討予定です。

 ――千葉に工場を立ち上げたのはなぜか。
  消費地に近いことやインフラ面、原料調達、物流、安全面などを考慮して選定しました。

 ――日本語が流暢だ。
  父親の仕事の関係で小学校1年生から約6年、関西で生活しました。来日したのが1994年年末で、翌年1月に阪神淡路大震災を経験しました。幸い家族は皆無事でした。中学から大学までは韓国で、CJに入社しました。

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