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この人に聞きたい:第61回
(週刊冷食タイムス:06/09/26号)

さらなる安全の確保へ

輸入冷凍野菜品質安全協議会 会長 河合 義雄 氏

 昨年9月、上海市で初めて中日凍菜関係者が一堂に会し会議を開催し、意見を交えた事に大きな意義を感じ、第2回会議の実現に喜びを感じている。

 今年5月29日からポジティブリスト制度が施行され、スタート当初は多少の混乱もあったが、今では円滑に運用されている。中国産凍菜の輸入量はポジリス施行前の駆け込み輸入があった影響で、6月は前年同月よりも減少したが、7月以降は回復基調にある。日本国内の天候不順で枝豆の販売が不振だったが、それ以外に大きな変化はみられない。

 ポジティブリスト施行後は違反事例が1.6倍に増加しているが、日本の消費者やマスコミは冷静。中国産の凍菜ではきくらげ、カットねぎなどで違反もあるが、生鮮野菜に比べれば極めて少ない。これも中日の凍菜関係者が早くからポジリス対応を進めてきた成果だろう。

 安全は科学的な実証に基づくものでなければならない。中国産凍菜の安全はみなさんの努力に支えられ確保できていると確信しているが、02年のほうれん草問題以前の信頼を取り戻すにはもう少し時間が必要だろう。安全管理システムは作って終わりではなく、継続的な運用が大切。さらなる安全性の確保のため、中日の品質安全会議は重要だ。 (代表挨拶から)。

 

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