2008年10月15日(水)〜10月22日(水)8日間　　＞＞日程表

■視察の主なポイント

◆ 2008ＳＩＡＬ（シアル)
（http://www.siar.fr/）
パリで１年おきに開催される世界最大級の国際食品展。食品のみにターゲットを絞り、世界90か国から5300社が出展、約15万人以上が入場し、世界中のバイヤーに最新の技術開発を紹介し、ビジネスの場を提供する専門トレードショー。特に近年、食品の安心・安全への要請が高まる中、地位を確立し成長を続けるオーガニック食品部門の出展、さらには2008年最も有望な部門の一つと数えられ、専用エリアが設けられる、栄養補助食品を中心とした「ナチュラル・ヘルシー食品部門」等がクローズアップされている。

ＩＮ−ＦＯＯＤ
コンタクトの機会を増やし、企業間取引の機会を生み出すために、食品中間素材を専門とするイベント「イン・フードＩＮ−ＦＯＯＤ」が今年から同時開催される。食品中間素材や食品材料･添加物のメーカー1400社が出展する。
さらには、トレンド＆イノベーション・エリアは今年も全世界の食品産業から刺激的な新製品が紹介される。全世界の食品を概観し、新たな紙上動向を解読する手がかりとなる。イノベーションをキャッチフレーズにして、小売流通を対象とした「リテール・ワールド」など、新しいイベントも開催される。

◆ フルーリーミション社工場訪問(http://www.fleurymichongroupe.com/fra/)
フランスを代表する総合食品会社。売上高約800億円。主要アイテムはデリカテッセン、ハム、ソーセージなどのミート商品、パテ、練り製品、サラダなど各種調理済み食品。練り製品のシェアはフランス国内最大。07年主要商品別伸長率は、調理済み食品が16％、スリ身（練り製品）12％、調理済み豚肉加工品（ソーセージなど）12％、ポークハム、家禽類９％。

◆ ギヤデール・ガストロノミー社工場訪問(http://www.guyader.com/)
大西洋に面したブルターニュ地方のリゾート地、カンぺールに拠を置く。水産物の加工を中心に、缶詰や冷凍食品などを小売店や外食産業に販売している。SIALで賞を獲得したこともある優良食品会社。グループの年間売上げは4600万ユーロ（61億円）。輸出は10％。現在ヨーロッパを中心に17か国と業務提携を結び、日本企業との取り組みにも意欲を示している。