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この人に聞きたい:第444回
(週刊水産タイムス:14/06/09号)

海からの食料供給25%に

マリンハーベスト社 CEO  アルフヘルゲ・オルスク氏

 

 創業50周年を迎えたマリンハーベスト社は世界最大のサーモン養殖会社。2012年には飼料部門を設立し、サーモン養殖の完全一貫体制を構築。昨年には世界最大のスモークサーモン会社を買収するなど、付加価値製品の販売にも注力、販売網は世界70カ国に広がっている。今年1月には水産養殖会社としては世界で初めてニューヨーク株式市場に上場。その勢いは止まらない。

 このほど開催した50周年記念式典では、次なる50年に向けた長期ビジョンについて語り、“ブルーレボリューション”を提唱した。

 「数千年前に地球上で農業革命が起こり、人類は安定的に食料を確保することができるようになった。漁業の歴史は長いが、養殖の歴史はわずか50年。地球上の75%を海洋が占めるが、海洋からの食料供給は、世界の食料供給全体の2%しかないのが現状。当社としては将来的にもっと多くの食料を海洋から生み出したい。今後の食料問題を解決するためには、我々が掲げる“ブルーレボリューション”を成功させる必要がある。それは当社にとってだけでなく、地球全体にとっても重要」。

 現在の同社の養殖サーモンにおける世界シェアは25%。5年後の目標として、「世界シェアをさらに拡大したい」とさらなる高みをめざす。また、次なる50年に向けても大きなビジョンを描く。

 「サーモン以外の魚種の養殖にも取り組んでいく。簡便性の高い商品の開発にも注力し、最終的には人々の食習慣を変えていきたい。50年後には海洋からの食料供給を全体の25%にまで拡大したい。それが我々の大きな夢」と語る。

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