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この人に聞きたい:第673回
(週刊冷食タイムス:19/02/05号)

群馬県外への進出も視野に

群酒大成物産 代表取締役社長  吉澤 孝志氏

(よしざわ・たかし)親会社の群馬県卸酒販から転籍。2003年取締役、2005年11月常務、2017年11月専務、昨年11月から現職。群馬県高崎市出身。1959年2月15日生まれ、59歳。上武大付属第一高校卒。趣味はゴルフ。

本社・物流拠点を来年新設

 群馬県の有力業務用卸、群酒大成物産(北群馬郡吉岡町)は本社・物流拠点を来年新設する。そのねらいや方針などについて吉澤孝志社長に聞いた。

 ――1974年創業。今年45周年を迎えた。
 吉澤 45周年記念展示会を高崎市内でこのほど開催し、外食ユーザーを中心に、約2000名に来場いただきました。当社協力会の外食市場開発研究会メンバー32社をはじめ、メーカー・商社等130社に出展いただきました。取引先のためにも、当社は発展・成長を続けます。

 ――協力会メンバーの売上高構成比は。
 吉澤 約3分の2を占めます。当社はいかなる業務用グループにも属していません。我々の方針はNB商品を当社の販売網で育てること。NBがPBというイメージです。前9月期(44期)の年商は46億円で前年並の着地となりました。昨年1月に本白根山噴火が発生し、その後、風評被害も加わり、草津温泉の客数が減るなど、マイナス影響を受けました。当社営業も相当苦労しました。46期までは内部固めが優先です。

 ――新本社・物流拠点を来年立ち上げる。
 吉澤 北関東道前橋南インターチェンジ近郊の佐波郡玉村町に、本社・物流拠点を新設、移転します。さらに東部営業所(太田市)、西部営業所(藤岡市)を集約します。現本社は築約25年になります。維持費用や、冷媒のフロンガスの製造中止なども考慮し、新拠点を立ち上げることにしました。労働環境を改善し、働き方改革も進めます。女性の営業担当者も増やす方針です。

 ――新拠点の規模は。
 吉澤 冷凍庫と冷蔵庫をそれぞれ現本社比で2.5倍、ドライ庫を3倍に広げます。新拠点は年商120億円まで対応できる規模になります。ここを起点に事業拡大を図ります。50期の売上高目標は55億円です。食品と共に酒類の売上げも伸ばします。

 ――インターチェンジ近くに新拠点を立ち上げたねらいは。
 吉澤 広域に対応するためです。群馬に留まらず、今後、埼玉、栃木まで販売エリアを広げたいと考えています。地場の掘り下げも進めます。外食ユーザーはもちろん、病院・介護施設などの新規開拓を進めます。新拠点は細かいピッキングにも対応しやすくなるため、病院・介護施設向け商品なども取り扱いやすくなります。45周年展示会でも病院・介護施設給食向けコーナーを設置し提案に努めました。品揃えも今後広げます。

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