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この人に聞きたい:第866回
(週刊水産タイムス:23/01/09号)

国内原料の確保に注力

(株)極洋 水産第二部長  石原 誠氏

(いしはら・まこと)早稲田大法学部卒。1963年生まれ、59歳。埼玉・大宮出身。1987年極洋入社。シアトル駐在、大阪・東京支社の水産加工部長、本社水産加工2部次長などを経て現職。

 父親が船員だった影響で、昔から海は身近な存在だった。早稲田大法学部卒業後、1987年極洋へ入社。入社して約35年、主にサケや魚卵(筋子、明太子・たらこなど)を担当してきた。東京支社、本社勤務を経て、2006年からは米国シアトル駐在(約6年)も経験した。帰国後は大阪・東京支社勤務、本社水産加工2部次長などを経て、21年3月から現職。
 現在はサケ・カニ・魚卵など主要魚種を扱う水産第二部の部長として、原料確保と製品販売の重責を背負っている。
 買い負けやロシアによるウクライナ侵攻など輸入水産物をとりまく環境が厳しい中、「食料安全保障を考えると、水産物を含めて食料自給率を上げる必要がある」と危機感を示す。
 同部署では輸入水産物を中心に扱っているが、2022年1月に国内の陸上養殖サーモンの販売契約を締結するなど、国産原料の確保にも注力する。また、国内工場の生産体制も強化したい考え。
 「老朽化している部分もあり、次なる成長に向けた設備投資が必要になる」と説明する。
 昔から将棋が好きで、アマ六段の腕前。小学生の頃はプロをめざしていたという。
 「(将棋では)三手以上先を読むことを訓練してきたが、さすがに水産物の相場を読むのは難しい。最近になり、わからないと正直にいえるようになったのは成長の証。その分、何が起きても柔軟に対応できる」と語る。
 最近の好きな言葉は「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」(作家・井上靖氏)。

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