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この人に聞きたい:第887回
(週刊水産タイムス:23/06/12号)

おいしさで驚きと感動を

(株)あきんどスシロー 代表取締役社長  新居 耕平氏

(にい・こうへい)1979年4月生まれの44歳。大阪府出身。アルバイトから社員となり、品質管理室長、取締役執行役員営業本部長などで手腕を発揮した。2022年から現職。FOOD&LIFE COMPANIES専務を兼務。

 「お客様から寄せられるたくさんの声を踏まえ、今スシローができる精一杯をご提供する」。
 スシローで最も愛されている一番お手頃な「黄皿」の商品ラインアップを80種類以上に拡大し、新価格帯の新たな「黒皿」も登場させた。
 定番メニューから創作寿司まで幅広く展開している「黄皿」を増やすことで「選べる楽しさをより提供したい」。「黒皿」は厳選した寿司ネタや店内調理を施したこだわり品を260円で提供。「一流寿司職人の技や手間を加えた“匠のすし技”商品も提供するので、楽しみにしていただきたい」と自信をもって勧める。「匠の海鮮巻き重ね」「匠の胡麻タレ漬け真鯛とろたく」の2品を提供する。
 スシローブランドとして初めての取り組みとなる、値段を固定しない「白皿」も誕生した。「既定の価格帯を打破して、これまでにない寿司を提供したい」。顧客満足度を高めるための改革にゴールはない。
 今年に入りSNSによる悪質な迷惑動画が続き、甚大な被害を受けた。スシローだけでなく外食業界全体の危機でもあったが、スシローを励ます応援メッセージの数は半端ではなかった。「多くのお客様に励ましていただき、胸がいっぱいになった」。正直な感謝の思いをSNSにつづったところ、再びメッセージが届いて感激。窮地にあっただけに「とてもうれしく、お客様あっての商売であることを改めて実感し、とても勇気づけられた」。
 2011年から回転すし業界のトップに立ち続ける。「おいしいすしで驚きと感動を感じていただく」ために、たゆまぬ努力を続ける。

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