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この人に聞きたい:第920回
(週刊冷食タイムス:24/02/13号)

肉だんごの登場回数を上げる

ケイエス冷凍食品(株) 執行役員商品本部長  栗山 佳子氏

 

食卓市場にアプローチを継続

 ケイエス冷凍食品の栗山佳子執行役員商品本部長は前12月期の概況や今春の新製品の投入方針などにつき、次の様に説明している。
 「23年度の市販用は2回の製品値上げ後も主力品である鶏つくね串レギュラーの配荷、回転ともに好調に推移し、準主力弁当商品の『ごまだんご』も配荷が増えた。
 原料調達難により『関西風だし巻たまご』の休売を余儀なくされたが、弁当市場の回復と新商品『たけのこ入り塩メンチ』の回転が好調に推移するなど、弁当品は堅調だった。
 一方で深掘りをめざした食卓向けの肉だんご、エビチリ、月見風つくねはいずれも不調だった」。
 「業務用はデリカ、学校給食、外食ルートへの拡販注力を継続して実施した。これにより、デリカルートでは『ドデカ肉だんご』の導入が進むとともに、学給ルートもリニューアルを機に順調に攻略が推進できた。
 3月以降の急激な市場回復の中、人手不足によりホテルバイキングを中心に、主力の『タレ付き肉だんご』が大幅に伸長した」。
 「今春の商品施策は、@業務用・市販用ともに、肉だんごの食卓登場回数を増やす取り組みを継続する一方、A伸長商品の継続強化と商品拡充、食卓市場への継続アプローチを図る」。
 「家庭用では、弁当市場でのプレゼンスをアップさせるため、@鶏つくね串、ごまだんごのさらなる育成、A大人の弁当使いとして回転好調な『たけのこ入り塩メンチ』のブラッシュアップによる拡販を図る」。
 「家庭用食卓市場には継続して挑戦するため、@定着した家飲みシーンのおつまみニーズに対応するつくね串・鶏チャーシューを投入、A発売40周年を迎える『海老のチリソース』はお家中華の定番メニュー化をねらってリニューアルする」。
 「業務用の重点攻略ルートの中で、@デリカには季節感のある売場づくりに貢献する商品を拡充、A学校給食にはメニュー定番化に向けた主要商材のリニューアル(肉だんご、TOFUナゲット)、B外食には拡販に向けた商品ラインナップの拡充を図った」。
 栗山氏はテーブルマークのマーケティング戦略部長から1月1日付でグループのケイエス冷凍食品に転じ、執行役員本部長に就いた。

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