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この人に聞きたい:第1027回
(週刊冷食タイムス:26/04/21号)

売上げ100億円へ果敢に挑戦

キンセイ食品(株) 代表取締役社長  加藤 貴司氏

(かとう・たかし)1973年横浜市生まれ。高校卒業後に食品問屋を経て入社。生産現場を長年統括し、2017年から現職。バイク愛好者で機械いじりはお手の物。商品の特徴を出すため設備機器に自ら改良を加えることが多い。

とんかつ新工場を決断

 1973年の創業以来、業務用の冷凍とんかつと冷凍メンチカツ、冷凍ヒレカツをひと筋に作り続けている。「カツ丼」など量販店やCVS、外食店の看板商品を陰で支える。今年夏には山梨県に新工場が竣工する。

 ――厳選した素材や品質の高さで取引先から信頼が厚い。
 加藤 営業を強化していることもあり、おかげさまで取引先は少しずつ増えています。ただ、売上規模が大きいという理由だけで取り引きはしません。我々は原料調達から製造加工、凍結まですべての工程に全責任を持ち、お客様の「とんかつ製造部門の従業員」との気持ちで日々仕事をしています。当社をビジネスパートナーとして認識してくれるお客様を大切にしたいという考えです。

 ――常においしさを追求している。いま開発中の商品は?
 加藤 とんかつのおいしさはどこにあるのか――と改めて考えた時、とんかつは「蒸し料理」だと思い至りました。家族旅行で食べた沖縄のせいろ蒸し料理が非常においしく、思い出深い。いかにゆっくりと肉に熱を入れるかが重要と気づき、新商品づくりに励みました。調理現場の方にとっては揚げる時間が長く手間になりますが、消費者がおいしく感じることを一番に求めました。

 ――具体的にどのようにした?
 加藤 肉と衣のつなぎ部分の粘度や水分などあらゆる条件を詳細に検討し、火が早く入らないように改良しました。

 ――試食した取引先の反応は?
 加藤 おかげさまで高い評価をいただきました。年内には販売する予定です。

 ――業績は堅調。創業50周年式典では「2033年までに100億円企業をめざす」と宣言した。売上げをどう伸ばす?
 加藤 上野原工場(山梨県)に同規模の新棟を建設中です。完成は8月予定。既存棟は2本のラインでとんかつとメンチカツを生産していますが、新棟は1本に集約して「とんかつ集中型」にする計画です。
 ツインタワーのスパイラルフリーザーを導入して生産能力を既存棟の2倍に増強し、月間生産量を800万個以上に拡大します。

 ――目標達成した後の次なる挑戦は?
 加藤 米国の企業から「日本のとんかつに興味がある」という話が来ています。とんかつのおいしさを知った訪日客がSNSで発信しているそうです。当社が協力できる選択肢はいくつかあるので、新工場が落ち着いたら具体的に検討しようと思います。

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