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この人に聞きたい:第45回
(週刊水産タイムス:06/06/05号)

「質のいい仕事」めざす

横浜魚類(株) 社長になる 石井 良輔 氏
プロフィール:(いしい・りょうすけ)
昭和29年12月27日、福島県生まれ。東京水産大学(現東京海洋大学)漁業学科卒業後、昭和55年、横浜魚類入社。平成16年6月取締役。現在は取締役南部支社長。4月24日の取締役会で社長に内定し、6月29日付で就任する。

 前3月期決算は連結で売上高が微減となったが、営業利益は9・5%増と持ち直した。今期は「質のいい仕事」を心がけ、独自性を武器にした競争力のアップで、末端寄りの販売を強化する。

 専務4年、社長5年を務めて会長になる山田昌宏氏は後継を決める際に、作家の城山三郎が指摘する(1)いやしくない(自分よりも「人」「会社」を優先する)(2)いつも生きいきとしている(若くて元気)(3)会社のあるべき姿を常に模索している――という将来の理想的リーダー像3条件を参考にし、51歳の石井氏に白羽の矢を立てた。

 若い石井社長が営業トップとして会社をリード、経験豊かな山田会長がグループ全体観に立ってアドバイスする。既に周辺からは「丸ハマさん(横浜魚類)はいい雰囲気になった」との声も聞こえてきた。

 「地ならしはできた。あとは新しい絵を描いてほしい」と山田氏は全幅の信頼を込めて期待する。

 「入社当時の26年前と比べると、卸売市場を取り巻く環境は激変した。仲卸も荷受も変わらなければならない時。環境の変化に的確に対応したい」と石井氏。

 「質のいい仕事とは、お客様が欲しいと思っていることに、サービスを上乗せすること。量販店との連携強化が当面の大きな課題になる」。具体的な戦略プランは既に描かれている。

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