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今週の一本

●イオン 海の「エコラベル」MSC商品販売でPR  松田 陽平
(週刊水産タイムス:06/12/04号)

アラスカ紅サケやNZ白身魚など

 

 海のエコラベル“MSC(海洋管理協議会)”のCoC(流通・加工管理)認証取得と同時に、MSC商品の販売を発表したイオンは27日、東京・東品川のジャスコ品川シーサイド店でMSCラベルを貼付した全10アイテムを先行販売した。日本では馴染みの薄いエコラベルを多くの消費者に知ってもらうため、POPやビデオなどの販促ツールを活用する。29日から全国の「ジャスコ」「マックスバリュ」、グループ企業など約660店舗でMSC商品を本格的に販売している。

 同社はこのほど、日本の小売業者として初めてMSCのCoC認証を取得。商品の販売だけでなく、自社での加工が可能になった。今回販売するアイテムのうち、自社加工製品はプライベートブランド“トップバリュ グリーンアイ”の「アラスカ産塩紅鮭」(2切498円)、「いくら醤油漬」(アラスカ産、55g298円)。“おさかな牧場”の6アイテムはMSCのCoC認証を取得した大手水産会社や水産加工メーカーの製品。

 アイテムは次の通り。
 「白身魚フライ(NZ産、220g398円)」「塩まだら(アラスカ産、6切398円)」「明太子(アラスカ産、150g980円)」「明太子(同、120g698円)」「明太子(同、100g498円)」「たらこ(同、120g698円)」。

 冷蔵・冷凍ケースそれぞれの売場にPOPを配置し、同社が制作したビデオを流すなど、消費者に対してMSCとは何かを説明した。

 同社がMSCの認証取得に向けて本格的に動き始めたのは今春から。取引先にエコラベルの取り組みを説明して、時間をかけて理解を得た。南谷和彦水産商品部長は「第一歩として全国で販売を始め、徐々にMSCの認知度を高めていきたい。サプライヤーと一緒に取り組むことが重要。環境や資源の持続性を考えた当社全体の取り組みとして、社員教育の徹底を図る必要がある」と述べた。    


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