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今週の一本

●トレサ実証試験を店舗で 松田 陽平(週刊水産タイムス:08/02/25号)

大水・海洋水産システム協が公開

 大日本水産会と海洋水産システム協会は、農林水産省補助事業「平成19年度ユビキタス食の安全・安心システム開発事業」で開発した統合型水産物トレーサビリティシステム「J-Fish.net」の実証試験を埼玉・三郷のイトーヨーカドー三郷店で20日公開した。鹿児島県産養殖カンパチのフードチェーンをモデルに、現場での業務負担の軽減を考慮した携帯端末システムを使った店舗内での入荷からパッキング、陳列までの作業工程を紹介した。

 イトーヨーカドー三郷店では携帯端末システムを使った実証試験が公開された。三重県漁連三浦活魚センターを通じて入荷した鹿児島県産の養殖カンパチ(鹿屋市漁協)がモデルチェーン。携帯端末により、店舗に入荷したカンパチ(約5kg)の箱に貼付された情報コードを読み取ると、端末と連動したラベル印字機から商品ラベルが出力される。携帯端末を使うことで、店舗バックヤードでの業務負担の軽減や、人為的な商品表示のミスを防止することができるのが特徴となっている。

 イトーヨーカドーの上野貴司鮮魚部バイヤーは「養殖魚に限らず、天然近海魚でさえも産地の明確化は当たり前になっている。トレーサビリティの取り組みは業界全体でも育ってきているので、今後大きな波になることを期待している」と述べた。

食品フェアでも実証試験を紹介

 大水及びシステム協会は20〜22日まで東京ビッグサイトで開催された「こだわり食品フェア」に出展。みやぎ生協八幡町店で実施した自動貼付装置(弁当惣菜用帯封)による表示ミス防止支援システムの紹介をした。ロシア産ベニザケをモデルチェーンとしたのり鮭弁当のトレーサビリティシステムとして、注目された。

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